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私は、行政書士の門田（モンデン）と申します。



「倉廩（そうりん）実（み）ちて、即ち礼節を知る」


『管子』という中国の古い書物にある一節です。

「倉廩」とは穀物の倉庫のことで、現代語に訳せば、
「穀物の倉庫が充実すれば、人は礼節を身につけるようになる」
という意味になります。



私事となりますが、
私は世渡りが下手で、若い頃に職を転々と致しました。


世の中には、さまざまな職場があります。

職員が互いに尊重し合い、扶け合う職場。

反対に、職員間に不信が満ち、互いに足を引っ張り合う職場。

同じ社団でありながら、その姿がなぜこうも異なるのか――

不思議な思いを抱きました。


結局のところ、違いは人事にあるように思われます。

職員の待遇が良い職場では、人間関係はスムーズです。

なぜならば、多くの職員が礼節を弁えるようになるからです。

反対に、待遇の悪い職場では、人間関係はギクシャクしがちです。

職員の多くが、心に不安や不満を抱くようになるからです。


目指すべきは、職員の待遇を整え、各人の倉廩を満たしてやることでしょう。

そうすれば、職場の人間関係が良好に保たれ、多くの人が幸せです。

そのためには、まず、会社の倉廩が満たされている必要があります。



当職は、主に法律に関する専門的な知識を活用して、
お客様の倉廩を実たすために十分なサービスを提供することに務めます。


物質的な豊かさが、お客様の心にゆとりを齎し、
お客様を中心とする人間関係をより善いものへと導くでしょう。


お客様とその関係者各位の幸せを通じて、
おなじ時代を生きる市民全体の幸せに寄与することを目指します。